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チェコの古城に眠っていた19世紀のワインの味わいとは?!
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2016年5月22日、チェコ南部の町ベコフで古城の地下に眠っていたワインをソムリエらがテイスティングしたそうです。
このワインは1985年に見つかっていたコレクションで、本数は133本。
年代は、1892~99年ものが中心だそうです。
このワインは、第2次世界大戦末期に、城主が敵の侵入に備えて隠したものと見られています。
気になるワインの価値は、1本最高で75万コルナ(約330万円)、総額で3000万コルナ(約1億3000万円)超に上るといいます。
夢とロマンあふれる話ですが、実際のワインの味はどうなんでしょうか・・・!
今回、ソムリエらがテイスティングし、マスター・オブ・ワインの資格を持つソムリエのアンドレアス・ウィコフ氏は次のようにコメントしています。
「果実の純粋な香りが保たれている。酸味に加えてすっきりする味わいがあり、間違いなく楽しめるワインだ」
尚、試飲にあたってはボトルを開けず、コルクに極細の針を刺して中身を抽出するという技術を用いたそうです。
古城の地下に眠っていたワイン、味もなかなかのようですね!
ちょっとテイスティングしてみたくなりますね!
[参照] http://jp.reuters.com/
[外部リンク] (動画)チェコで19世紀のワインを鑑定、1本330万円との評価
■2016/06/20追記:
その後のニュースで、このコレクションの元の持ち主は、ナチスとつながりのある貴族だったという情報が出て参りました。
城主の逃走から約40年後、現金が枯渇した共産党政権の秘密警察が内部情報に基づいて城の礼拝堂を捜索し、床下から1800年代物を含む大量のワインを発見したそうですが、なぜかこのヴィンテージ・ワインのコレクションは放置されたままだったそうです。
コレクションには1896年ヴィンテージのシャトー・ディケム、1899年ヴィンテージのペドロ・ヒメネスなど、大変希少な銘柄が多く含まれているそうで、まさにワイン愛好者垂涎のコレクション。
確かにこれは、話題性も含めてオークションで超高騰する予感がいっぱいですね!
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シャトー・ディケム・2002
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