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国際ワインコンクールで日本ワインがプラチナ賞受賞!
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デキャンター・ワールド・ワイン・アワーズ(Decanter World Wine Awards)2016にて、日本ワインがスパークリングワイン部門でプラチナ賞・ベストアジア賞の栄誉に輝いた。
デキャンター・ワールド・ワイン・アワーズは、英国のワイン雑誌「デキャンター」が開催する世界最大級のコンクール。
2016年は、約1万6,000銘柄が参加した。
デキャンター・ワールド・ワイン・アワーズでは、一流のソムリエや評論家などワインの専門家96人が、スパークリングワインや白ワインなどの部門ごとに100点満点で審査を実施する。
95点以上が金賞となり、金賞銘柄の中からさらに地域ごとにプラチナ賞が選ばれる。
例年では、スパークリングワイン部門の金賞は欧州のワインが8割ほどを占めており、中でもプラチナ賞は、ヴーヴ・クリコやテタンジェなどのグランメゾンのプレステージキュヴェが選ばれてきた難関の賞。
その難関の賞を獲得したのは、「グレイスワイン」の名で知られる中央葡萄酒株式会社(山梨県甲州市)の「Grace Extra Brut 2011」と「Grace Koshu Private Reserve 2015(グレイス甲州のEU輸出ラベル)」。
「Grace Extra Brut 2011」がスパークリングワイン部門で96点を獲得、「Grace Koshu Private Reserve 2015」が白ワイン部門で95点を獲得し、両ワイン共にアジアのワイナリーでは初めてというプラチナ賞・ベストアジア賞を受賞した。
2014年に同コンクールで初めて金賞を受賞して以来、3年連続となる金賞を受賞したグレイスワイン。
4代目オーナー三澤茂計氏の長女である三澤彩奈氏が甲州種で醸造した「キュヴェ三澤 明野甲州2013」が獲得した初めての金賞は、甲州種は世界で評価されにくいと言われていたこともあり、世界のワイン界を驚かせた。
一方、この度プラチナ賞・ベストアジア賞を獲得した「Grace Extra Brut 2011」は、「三澤農場」産シャルドネ種で造られたスパークリングワイン。
グレイスワインはプレスリリースにて、
「アジアに甲州あり、しかし日本ワインは甲州だけではないと、世界に示す受賞となり、これを励みに更に高い品質のブドウ栽培、ワイン醸造に取り組んでいきます。」
「この結果を受け、グレイスワインは、今後とも試練を厭わず、より一層の努力を重ね、山梨の風景が見えるワインを造っていくことを新たに決意いたしました。」
と、今後の目標を語った。
2016/6/7 GRACE WINEプレスリリース
2016/6/8 YOMIURI ONLINE より引用。
[外部リンク]
グレイスワイン
http://www.grace-wine.com/
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グレイスワイン(中央葡萄酒株式会社)は1923年創業の老舗で、作家の山本周五郎にも愛されたワイナリー。
東京をはじめ、多くの地域のいろいろなお店でも取り扱われているそうですので、この機にぜひ飲んでみてはいかがでしょうか?