知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第28回「味わいは豪華客船のよう?!シャトー・ペトリュス」
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豪華客船のようなワイン!「シャトー・ペトリュス・1970」
神話の象徴とまで称されるプレミアムワイン
今回も大人気マンガ『神の雫』を参考に、ワインについて学びたいと思います。
「シャトー・ペトリュス・1970(CHATEAU PETRUS 1970)」と言えば、
『神の雫』10巻で、雫が黒川に飲ませてもらったワインでしたね。
そして、その味わいは「豪華客船」と表現されていました。
気になる「シャトー・ペトリュス・1970」の色・香り・味わいは?
気になる「シャトー・ペトリュス・1970」の色・香り・味わいについて、『神の雫』の雫の言葉から見ていきましょう。
エッジはしっかりとした煉瓦色に縁取られているが
深いガーネット色の輝きは失っていない
出典:『神の雫』10巻 p.118
30~40年以上経ってもその美しい色合いは健在・・・!
吸い込まれそうな深い香りだ
森の奥のような針葉樹の湿り気を帯びた香り
そしてなぜかそれに矛盾しない洋菓子のような甘い香りもある
出典:『神の雫』10巻 p.119
針葉樹の湿り気を帯びた香りと洋菓子の香りが矛盾しない、というのがワインの面白いところですね。
そして、このワインを飲んだ雫の表現は「豪華客船」でした。
「豪華客船」をイメージするような、きっと贅沢で優雅な味わいなんでしょうね・・・!
気になる「シャトー・ペトリュス・1970」の値段は?
「豪華客船」をイメージするような「シャトー・ペトリュス・1970」。
お値段もお高いのでしょうか・・・?
ENOTECAのオンラインショップを見たところ、2002年のヴィンテージで400,000円(税抜)もしました・・・
『神の雫』に登場する1970年のヴィンテージは、楽天で590,000円(税抜)でした・・・
何故こんなに高いのかというと、味わいが素晴らしいことはもちろんですが、
生産量がごくわずかなことも影響しているようです。
ただ、ヴィンテージによってはもう少し安く購入できる場合もあります。
(安いと言っても20万円くらいはしますが・・・)
「シャトー・ペトリュス」とは
「シャトー・ペトリュス」は素晴らしい味わいのワインであり、それにふさわしく価格も高額であることはわかりましたが、ワイナリーの特徴をもう少し見ていきましょう。
「シャトー・ペトリュス」は「ボルドー最高峰のシャトー」と言われています。
シャトーはポムロール村にあり、シャトー・ル・パンとともに、ポムロールを代表するワインとして知られています。
ワインには殆どメルロー種を使い、少量のカベルネ・フランを用いることもあるそうです。
ロバート・パーカー氏は、「ペトリュスはワインというよりも神話の象徴なのだ。」(『ボルドー第四版』)
とその味わいを表現しています。
すでに神話の域に達したワイン・・・・(;・∀・)
とにかく素晴らしいワインであることはわかりました・・・・
いつか機会があれば味わってみたいですね。
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