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19世紀のシャンパンは今より甘かった-沈没船から発見
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2015年4月20日、2010年にバルト海の沈没船で発見・回収されたシャンパンの分析結果である。
仏ランス大学の研究チームが分析し、米科学アカデミー紀要に発表したものだ。
回収されたシャンパン168本の一部を調査した結果、現在の約3倍に当たる1リットル当たり140グラムの糖分が含まれていることが判明した。
コルク栓をする前に、葡萄のシロップを加えていた可能性があるという。
それらのシャンパンは170年もの間、海底に置かれた状態であったため、ラベルは風化していたが、コルクのマークから有名メーカーの製品であることが判明した。
低温かつ暗所でもある海底は、貯蔵庫として理想的な環境。
また、シャンパンは空気に触れさせることで、風味が増したとも発表されている。
【マイアミ(米フロリダ州)AFP=時事】
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そして当時はシロップで甘くして飲んでいた(たまたまその製品がそういうレシピだっただけなのかも?)というのも驚きです。
なんだかんだ言って、ワインも甘い方が美味しいよねと思ってしまったりもするのですが、案外昔からみんなそう思ってたのかもしれません……w
そして「有名メーカー」と伏せられているのは、現代も存在しているメーカーなのか、それともその当時有名だったけれど現在は知られていないので省略したのか……なんとなく気になるポイントですw
それにしてもコルクって強いですね。
ラベルは消失していたというのに、コルクだけは残っていたというのがまた驚き。
いやあ、それにしても19世紀のシャンパン、ぜひ目や舌で味わってみたいですね!