初心者でも3分でわかる!ワイン用語集
ブリュット(Brut)
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スパークリングワインの「辛口」
スパークリングワインにおける甘さの段階において、「辛口」を示す言葉です。
ワイン名やラベルにBrut(ブリュット)と入っているスパークリングワインは、甘味がほとんどないタイプの味わいに仕上げられているものです。
【初心者でもすぐわかる】スパークリングワインの甘さの段階を表す用語で、辛口のこと
同じワイナリーのスパークリングワインに「ブリュット」という単語が入っているものと入っていないものがあるのを見かけたことはありませんか?
「Brut(ブリュット)」とは、スパークリングワインにおける甘さの段階を示す言葉のひとつで、辛口を意味しています。
もともとはシャンパンに対して使われていましたが、今ではスパークリングワイン全般で使われるようになっています。
ただし、白ワインや赤ワインなどには使われません。
Brutはフランス語で「生」を意味する言葉。
シャンパンはもともとは加糖した状態の甘口が一般的でしたが、1874年にポメリーというシャンパンメーカーが加糖しない状態の辛口シャンパンをリリースしたことがきっかけとなり、辛口シャンパンが主流となっていきました。
現在でも、シャンパンは辛口スタイルが一般的です。
シャンパンの甘さの段階は6つに分かれており、一番甘口が「ドゥー」、一番辛口が「エクストラ・ブリュット」で、「ブリュット」は二番目に辛口の段階です。
甘さの段階には「残糖度」というワイン内の糖度が指標として用いられており、ブリュットは残糖度6~12g/lと定められています。
これはシャンパーニュ地方でのみ生産されるシャンパンに関する定義ですが、そのほかの地域のスパークリングワインにも同様の定義が用いられていると考えて良さそうです。
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ただし、甘さの段階に関する定義は明確であっても、表記に関する義務はなく、辛口スパークリングワインであってもブリュット表記をしていないことは珍しくありません。
ブリュットと書いていないから甘口と判断すると失敗する可能性もありますので、注意が必要です。
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