知ってる?ワイン話
ヴィーガンワインが続々登場!ボージョレ・ヌーボーもヴィーガン対応ラインナップ発売
[公開日]
[最終更新日]
11月1日は「世界ヴィーガンデー」市場ニーズの高まりに応じてヴィーガン対応ワインのラインナップが拡充
近年、ベジタリアンやヴィーガンの人口が世界的に急増し、植物性素材から造られた代用肉「ビヨンドミート」が流行するなど、ヴィーガン対応食品の需要も大きく伸びています。(※1)
日本国内でも、食生活でベジタリアンもしくはヴィーガンに取り組んでいると回答した人の割合が増加傾向にあるという調査結果も報告されています。(※2)
肉・魚・卵・乳製品など、動物系素材を避けた生活様式を実践するヴィーガンにとって、調理や製造過程においても、動物性素材が使用されていないヴィーガン対応食品は非常に重要。
ワインにおいても、清澄(浮遊物を取り除き、濁りを取る)の過程で、非動物性由来の物質を使用したヴィーガン対応ワインの需要が高まっています。
ワイン醸造における清澄化の工程では、動物由来のゼラチンや卵白、カゼイン(乳原料のたんぱく質)といった素材を使用している場合がありますが、これはヴィーガンにとっては避けたいもの。
動物由来の物質を使わず、ベントナイトや珪藻土といった非動物由来の素材を使用し、時間をかけて濁りを沈殿させるという手法が採られているのがヴィーガン対応ワインです。
2020年は、サッポロビール株式会社からヴィーガン対応のボージョレ・ヌーヴォーのほか、ヴィーガン対応のオーガニックワイン「パラ・ヒメネス」が発売されるなど、数多くのヴィーガンワインが登場します。
また、オーストラリアNo.1ブランドとして日本でも広く愛される「イエローテイル」シリーズやフランスワイン「タリケ」のラインナップもヴィーガン対応に順次切り替えていく予定とのこと。
11月1日の「世界ヴィーガンデー」を機会に、ヴィーガンワインに触れてみてはいかがでしょうか?
▼ 関連記事
※1:観光庁「飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」より、「ベジタリアン・ヴィーガン」は、「ヴィーガン」、「ラクト・ベジタリアン」、「オボ・ベジタリアン」、「ラクト・オボ・ベジタリアン」を指します。
2020年4月観光庁「飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001335459.pdf
※2:第2回日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel
https://vegewel.com/ja/style/vegetarianstatistics2
2017年12月の4.5%から2019年12月の5.7%に増えています。また週に一日以上、意識的に動物性食品を減らす食 生活を送る人は16.8%にも上ります。
2020年はヴィーガン対応ボージョレ・ヌーボーも
2020年11月19日発売予定の「ラブレ・ロワ ボージョレ・ヌーボー 2020 青山フラワーマーケット・シリーズ」には、シリーズ初となるヴィーガン対応ワインも登場。
中でも、最もスタンダードな商品である「ラブレ・ロワ ボージョレ・ヌーボー 2020」は、ヴィーガン対応であると同時に、サステナブルな環境づくりに配慮したことをフランス農業省に認められたHVE認証を得ている点も特徴です。
▼ 関連記事
通年販売商品にもヴィーガン対応のラインナップが拡充
オーストラリア産「イエローテイル」シリーズなど人気のワインがヴィーガン対応に順次変更されます。
「イエローテイル」は輸入元であるカセラ・ワインズ社の自社認証マークを、「タリケ」はフランスのVEGAN認証団体である「eveVEGAN」の認証マークが目印です。
※[イエローテイル]は一部商品を2020年11月頃から順次ヴィーガン対応に切り替えが予定されています。
※タリケブランドは「タリケ クラシック」「タリケ ロゼ」「タリケ ソーヴィニヨン」の3品種がすでにヴィーガン対応に切り替えられており、今後「タリケ シャルドネ」も切り替えが予定されています。
2020/10/30 サッポロホールディングス株式会社 プレスリリースより引用。
【スペイン生まれのオーガニックワイン】パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン樽熟成
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。