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クリュッグの音楽プロジェクト『KRUG ECHOES』日本初コラボは世界的ヴァイオリニスト 古澤巖氏&ストラディヴァリウス
[公開日]
クリュッグ シャンパーニュと音楽を巡る旅『KRUG ECHOES(クリュッグ エコー)』
2021年はクリュッグ初の日本人アーティストとストラディヴァリウスによるコラボレーションが決定
1843年創業の歴史と伝統あるシャンパーニュメゾン クリュッグが展開するプロジェクト『KRUG ECHOES(クリュッグ エコー)』の2021年コラボレーションとして、クリュッグ初の日本人アーティスト 古澤 巖(フルサワ イワオ)氏とストラディヴァリウスによる共演が発表されました。
3種のクリュッグ シャンパーニュに合わせて選ばれた3挺のストラディヴァリウスを使い、世界的ヴァイオリニスト 古澤 巖氏がそれぞれのシャンパーニュに共鳴するよう自ら作曲した楽曲を制作。
クリュッグ × 古澤巖 × ストラディヴァリウスのスペシャルな融合による、クリュッグ シャンパーニュを嗜むために生み出された楽曲は、クリュッグ公式ウェブサイトにて初公開されています。
『KRUG ECHOES』について
シャンパーニュメゾン クリュッグは、耳に響く音色と舌で感じる味わいは共鳴するとの考えに基づき、いつの時代も音楽と深い関わりを持ち続けてきました。
近年では、同じ考えを持つ作曲家や音楽家をメゾンに招いて、最高醸造責任者と一緒にクリュッグをじっくりと味わうテイスティングセッションを行い、その味わいから着想を得た音楽家が独自のミュージックペアリングを選んだり、作曲したりする独自プロジェクト『KRUG ECHOES』が誕生。
音楽を愛してきたクリュッグ家の多くの人々は、音楽からインスピレーションを受けてきたとも言われ、中でもクリュッグ3代目当主のヨーゼフ・クリュッグ2世は、シャンパーニュ地方ランスで初の個人が所有する音楽室をファミリーハウスに建てたほど熱烈な音楽愛好家でした。
その音楽室は、現代においても、「クリュッグ ミュージック ユルト」と呼ばれ、世界中から人々を招待してクリュッグと音楽との関係性を語り継ぐ場所となっています。
また、クリュッグは、1843年の創業当時より葡萄畑の各区画の個性を最大限に生かすという哲学を貫いており、それぞれの個性が一体となってクリュッグ シャンパーニュを造り上げています。
クリュッグでは毎年、最高醸造責任者とテイスティング委員会が400種類ものワインをそれぞれ評価した上で、ブレンドを決定しています。
葡萄畑の区画ひとつひとつと、そこから生まれたワインを“優れた音楽家”と例え、その一連の流れは、最高醸造責任者=オーケストラを指揮する指揮者で、毎年400人もの音楽家のオーディションを行っている様子にも例えることができます。
指揮者たる最高醸造責任者は、最終的な曲構成に欠かせない、個性、鮮度、力強さ、まろやかさ、深みなど、それぞれのワインの声を知ろうと、テイスティングしています。
シャンパーニュの種類では、クロ・デュ・メニルは特別な年の単一区画から収穫されたシャルドネの純粋さを“ソリスト”、ヴィンテージは、3種の葡萄品種(ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ)をその年の独自のブレンドで生み出すことから“アンサンブル”、グランド・キュヴェは、厳選された個々の区画からのその年のワインとリザーブワインの120種類以上がブレンドされていることから、“フルオーケストラ”と例えられています。
このように、現代のクリュッグにおいては、シャンパーニュや熟練の職人技を語る際に自然に出てくる例えとなるほど、音楽が密接となっています。
2021年の『KRUG ECHOES』について
2021年の『KRUG ECHOES』では、クリュッグ初の日本人アーティストとのコラボレーションが決定しました。
第一弾は、クリュッグと卓越性において親和性のある、世界的ヴァイオリニスト 古澤 巖氏です。
オーディオマニアである父の影響で生まれた頃から音楽漬けの日々を過ごし、3歳にはヴァイオリンを始め、現在にいたるまで現役プレイヤーとして、コンサートやツアーなど精力的に、そしてチャレンジ精神旺盛に活動している古澤氏が、3種のクリュッグ シャンパーニュ(クリュッグ クロ・デュ・メニル 2006、クリュッグ 2006、クリュッグ グランド・キュヴェ)に合わせて、それぞれに共鳴する楽曲の制作を手掛けています。
さらに、楽曲制作においては、オールド弦楽器を専門に取り扱う日本ヴァイオリン協力のもと、希少なヴァイオリンによる演奏が実現しました。
それぞれ3曲に合わせた3挺のヴァイオリンの名器「ストラディヴァリウス」は、17世紀にヴァイオリンの完璧な造形を作り上げたとされるイタリアの名匠、アントニオ・ストラディヴァリの製作によるもので、資産価値としての高さから、取引の際には数十億円の値になると言われている、音楽界の至宝です。
日本ヴァイオリンが選んだ3挺のストラディヴァリウスは、クリュッグ クロ・デュ・メニル 2006には、1718年製「サン・ロレンツォ」、クリュッグ 2006には、1732年製「レッド・ダイヤモンド」、クリュッグ グランド・キュヴェには、1697年製「レインヴィル」。
ストラディヴァリウスにも色々な種類があり、1挺1挺個性豊かに作られている点は、クリュッグとの親和性が感じられます。
音色や音の出方やボリュームなどにも違いがあり、辿ってきた歴史だけでなく、その個性は様々。
クリュッグとそして古澤巖氏、そしてストラディヴァリウスとの卓越したコラボレーションは、全世界のクリュッグラヴァーにとって、またとない体験となるに違いありません。
古澤 巖氏のコメント
今回はクリュッグ シャンパーニュを口に含んだ時のあの感動をそのまま曲にするということを意識しました。
使われる葡萄のコンビネーションを音楽家に例えて表現しています。
クロ・デュ・メニルは、たった1区画の畑、1種類の葡萄という希少性や特別感を表現するためにソリストのみで最大限に、ヴィンテージは、限られた年の葡萄として、自分らしい弦楽合奏という形で葡萄を音楽家に例えて、グランド・キュヴェは、どこまでも広がる世界観をフルオーケストラとして、ファンタジーの世界を表現しました。
クリュッグ公式ウェブサイト 古澤 巖氏 特設ページ
URL: https://www.krug.com/jp/krug-lovers/iwao-furusawa
3種のクリュッグ シャンパーニュ×3挺のストラディバリウスのペアリング
クリュッグ クロ・デュ・メニル 2006 × 1718年製「サン・ロレンツォ」
ストラディヴァリの「黄金期」とされる時代の作品。
横板にはラテン語で「栄光と富は、その家にあり」という、ストラディヴァリが書いたメッセージが刻まれています。
本人の文字があるのは、現存する600挺のストラディヴァリウスのなかでこの1挺だけ。
「サン・ロレンツォ」を生涯貸与されている古澤氏は、「この楽器は弾きこむと音が出なくて、逆に触るだけですごく音が出るんです」と話します。
その希少性と際立つ個性がクロ・デュ・メニルにふさわしく選ばれました。
クリュッグ 2006 × 1732年製「レッド・ダイヤモンド」
ストラディヴァリの「晩年期」とされる時代の作品。
まさに赤いダイヤのように、当時のストラディヴァリウスのニスがふんだんに残されていることから、レッド・ダイヤモンドと称した記録がある所有者の資料に残っています。
ストラディヴァリが88歳のときに製作したヴァイオリンなので、経験を積みすべてを乗り越えた力強さと、さらなる高みを目指す寛大さが、まさにヴィンテージにふさわしく選ばれました。
クリュッグ グランド・キュヴェ × 1697年製「レインヴィル」
ストラディヴァリの「挑戦期」とされる時代の作品です。
このヴァイオリンは現在、国際コンクール優勝者に1年間貸与を行っており、様々な世代のアーティストの音色がこのヴァイオリンに凝縮された、ストラディヴァリウスの魅力が詰まった1挺なので、まさにシャンパーニュを究極に表現したグランド・キュヴェにふさわしく選ばれました。
2021/08/06 MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 プレスリリースより引用。
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