初心者でも3分でわかる!ワイン用語集
ビオワイン
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化学的な肥料や農薬を使わず育てた葡萄で造るワイン
【初心者でもすぐわかる】有機農法で育った葡萄で造ったワイン
ビオワインは、有機農法により土地の個性を反映した天然の風味が大きな特徴のひとつ。
また、化学物質を使用しない農法で育った葡萄を使用していることや添加物が少ないことから、環境や身体に優しいワインでもあります。
近年のSDGsや健康志向への意識の高まりから、注目が高まっているワインです。
日本におけるビオワインには明確な定義がなく、特別な認証はなくとも名乗ることができる一方で、EUではオーガニック認証の定義が明確に定められています。
また、オーガニックワインとビオワインが混同されることもありますが、日本においてはワインで「オーガニック」や「有機」と名乗る場合は農林水産省の定めた第三者機関から有機JAS認定を取得する必要があるため、厳密には異なる扱いとなっています。
ビオワインには添加物を使用しないことから、酸化防止剤である亜硫酸塩も無添加もしくは使用してもごくわずかというものも多くあり、このことから「ビオワインは酸化防止剤が少ないから二日酔いにならない」といった説もありますが、これには疑問が残るというのが現状です。
実は亜硫酸塩はとても揮発性が高いもので、抜栓後は短い時間で揮発してしまうものであることから、ワインによる二日酔いや頭痛の原因が亜硫酸塩というのは考えにくい、というのが専門家の意見で多く見られます。
もしビオワインが実際に二日酔いにならないのであれば、別の要因が影響している可能性が高そうです。
ちなみに、ビオワインで用いられる有機農法には「ビオロジック」「ビオディナミ」の2つの手法があり、このうちの「ビオディナミ」は化学的な農薬や肥料などを使用しないことに加えて、月や星座の運行に沿って栽培や醸造などの工程を行うことが特徴となっています。
雄牛の角に水晶を粉にしたものを詰めて土中に保管したものを水で希釈して散布するなど、ホメオパシーの考えを取り入れたスピリチュアルな面もある農法です。
日本国内のワイナリーにもビオワインの生産者が増えてきており、日本ワインの中にもビオワインをよく見かけるようになってきました。
同時に、自然派ワイン専門店も増えていますので、ビオワインに興味をお持ちのワイン初心者さんは、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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