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日本産ワインのブランド強化で自民新法検討
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現在、日本にはワインの産地や品質の証明に特化した法律はなく、海外に輸出する上でのブランド力に欠けるとの指摘が出ている。
ワイン生産国が多い欧州連合(EU)では、原産地証明に関する国内法が整備されている。
例えば、フランスでは「ボルドー」や「ブルゴーニュ」といったブランドを法的に保護している。
しかし日本では、勝沼や十勝といったワイン名産地があるにも関わらず、これらを国として証明・保護する法律が制定されいないのが現状だ。
日本でも国税庁が2013年7月、酒類業組合法に基づいた産地指定を初めて行った。
「山梨県産ブドウ100%使用」などの基準を満たしたワインに限り、「山梨」ブランドとして輸出されている。
しかし、まだ指定基準が不明確で、山梨に続く産地指定は行われていない。
自民党は、こうした現状を鑑み、国産ワインの国際競争力強化に向けた新法の検討に着手した。
「国産ブドウを原料とするワインが一定の基準を満たせば、国が産地を認定し品質を証明する。」という内容の「ワイン法案」(仮称)を2015年の通常国会への提出を目指す。
2014/07/20 時事通信より引用。
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また、「あまおう」などの、国際的にもブランド力を持つ果物なども出始めています。
「ワイン法案」が成立し、国内のワイン産地の知名度やブランド力が上がるといいですね!!