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津波被害の町にワイン用葡萄が育つ循環型農園を…こどもと町にサステナブルな未来を届ける農園主を募集開始

[公開日] 2023年12月22日
[最終更新日] 2023年12月25日

日本ワイン

津波被害の町にワイン用葡萄が育つ循環型農園を…こどもと町にサステナブルな未来を届ける農園主を募集開始

石巻市雄勝町からリジェネラティブ農業を発信
約1300本のワイン用葡萄の苗木植樹などの取り組みに参画する農園主(ファームのオーナー)を募集

津波によって被害を受けた石巻市雄勝町でスタートした循環型農園にて、ワイン用葡萄の苗木植樹などの取り組みに参画する農園主の募集がオンライン上で開始されました。

「森と、海と、明日へ。」をスローガンに、こども達にサステナブルな未来を届けるオンライン教育事業・商品企画・販売などを手がける株式会社MORIUMIUS LEARNINGが、東日本大震災により甚大な被害があった雄勝町で、2023年から地方創生や持続可能な自然再生に取り組んでいる一般社団法人MORIUMIUS FARM(以下、モリウミアスファーム)が運営する農地のオーナー募集を開始しています。

モリウミアスファームは、津波被害のあった町の元中心部の土地を借り受けて自然再生を試み、土づくりから農地の開拓を続けリジェネラティブ農業を実践してきましたが、いよいよ2024年4月に、ワイン用葡萄苗木の植樹に着手することを発表。
リジェネラティブ農業は、古来の方法を用いて有機物が豊かな土壌をつくり、CO2を貯留し、気候変動を抑制することを意識した農法で、不耕起栽培・有機肥料・堆肥などを活用することで、栄養価の高い食物が期待できると言われ世界的に注目を集めています。
このサステナブルな未来に向けた農園には、ピノ・ノワール種、メルロー種、ツヴァイゲルト種、マルヴァジア種、ピノ・グリージョ種、ゲヴェルツトラミネール種、シャルドネ種の7種が合計で約1300本植樹される予定となっています。
今回募集となる農園主は、この取り組みに参画することを通じて、雄勝町の土地や自然の再生を一緒に見守り、実現していく仲間となります。
今後は、こどもも大人も楽しみ学ぶ「農や食」をテーマとした、ワイン醸造所や海の幸を活用した食品加工施設などを造る計画も。
人間の力が集まれば自然は再生できるのだという明るい未来をこども達に示し、リジェネラティブ農業をまずは日本に、いずれは世界にも発信していきたいという理想を抱いたプロジェクトです。

津波被害の町にワイン用葡萄が育つ循環型農園を…こどもと町にサステナブルな未来を届ける農園主を募集開始

石巻市雄勝町の「自然を再生させる」豊かな循環を一緒に見守り造る農園主(ファームのオーナー)募集概要

農園主:1口 5万円(5年間)

[特典内容]
(1) 葡萄畑の区画にお名前を記載・掲示(お一人分)

(2) ファームでの活動への参加
・記念すべき2023年4月の植樹に参加
・現在醸造しているワインの葡萄収穫に山形県南部の契約農家の園地で参加
・ボトリング・ラベル張り・出荷準備などワイン製造工程への参加

(3) ワインを毎年送付
山形の葡萄を使い、宮城県のワイナリー・アルフィオーレで醸造しているオリジナルワインを毎年1本5年間(最後の年は、雄勝の初出荷ワインをお届け)

(4) 現地の状況や美味しい海の幸を堪能する「レストランモリウミアス」へ参加(東京にて年1回)

(5) 試飲や進捗を知る「農園主のギャザリング」へ参加(東京にて年1回)

※現地での活動への移動・宿泊・食事の費用は自己負担となります。ワインはモリウミアスファームがセレクトしたものを送付する形式です。都内でのイベントは別途参加費用がかかります。

<今後の予定>
2023年12月~:農園主の募集開始
2024年02月~:暗渠整備
2024年03月~:ハウス設置
2024年04月~:葡萄植樹

<「農園主」申込方法>
公式サイト特設ページからお申し込みください。

▼ 特設ページ
https://tinyurl.com/ynq33fgb

モリウミアスファームが目指す循環型農園

津波被害の町にワイン用葡萄が育つ循環型農園を…こどもと町にサステナブルな未来を届ける農園主を募集開始

モリウミアスファームでは、雄勝町に豊かな自然を蘇らせるため、2023年春から循環型農園を目指して畑と土づくりをスタートしています。
津波の被害にあった旧雄勝中学校と町の中心部だった場所の合計約2万平米の土地を借り受け、緑肥(※)により有機物の豊かな土壌へ変えていく取り組みや全国の約250世帯から生ごみ堆肥を集めて土に戻す活動も行っており、森や海の微生物や虫などの生態系を取り戻し、人間も無理なく持続できるリジェネラティブ農業を実践しています。

※緑肥:新鮮な緑色の植物そのものを土壌にすき込み使用する肥料のことを指します。緑肥として栽培した作物は収穫せずに土壌にすき込み、次に栽培する主作物の肥料成分として活用します。

2023/12/05 株式会社MORIUMIUS LEARNING プレスリリースより引用。


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この記事を書いたメンバー

葡萄院駄目代

ワインを飲むと大変なことになるので避けて生きてきたが、最近ワイン下戸を克服中。 たまに「やっぱダメだった」と泣きながらトイレにこもる羽目に陥っている。 好きなワインのタイプ ミディアムボディ、スッキリ系の赤ワイン。 イタリアのキャンティのような、飲みごたえがありつつも重すぎないタイプも好き。 白ならドイツワイン系。 スパークリングワインなら、爽やかな甘味のあるタイプが好き。

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