知ってる?ワイン話
【やってみた】ワイングラスの色素沈着を除去しよう
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ワイングラスの底に色素が沈着!除去にむけて実験してみました
愛用のワイングラス、日々使っているうちに気付いたら底に色素が沈着してきた……。
なんてことはありませんか?
こんにちは、葡萄院蛇子です。
普段使いで愛用していたワイングラスが、だんだんと底の方に色素が沈着してきてしまいました。
もはや食器用スポンジと食器用洗剤では落とせない状態に……。
これ、どうしたら落とせるんでしょう?
ネットで調べたり周囲からアドバイスをいただいて、ワイングラスの色素沈着除去に挑戦してみました!
ワイングラスの底に色素が沈着……
現状のワイングラスは、このような状態です。
まるで、グラスの底の部分に赤ワインが少し残っているように見えますが、グラスの中身は空です。
赤ワインの色がついてしまっていて、食器用スポンジと食器用洗剤で洗ってももう落とせなくなってしまいました。
この沈着してしまった色素を、市販の薬剤などを使用して除去してみたいと思います。
ワイングラスの色素沈着 除去実験 目次
重曹でこする
クエン酸水で漬け置き
キッチンブリーチとジフで漬け置き
オキシクリーンで漬け置き
まとめ
重曹でこする
まずは、キッチンまわりのお掃除にもよく使用される重曹を使用した落とし方を試してみます。
重曹を振りかけて、サランラップで優しくこする方法です。
(1) サランラップを適当な大きさに切り丸める。
(2) グラスを水で濡らし重曹を振りかける。
(3) (1)のサランラップでグラスの底をこする。
(4) 水でしっかりすすぎ、マイクロファイバー等の布で拭く。
ちなみに、みんなのワイン編集部愛用のワイングラス用の布は、下記の記事でもご紹介している「Birdy.」のものです。
大判サイズで布地も薄めなのに水分しっかり吸収で、とても使い心地の良いアイテムです♪
グラスの口が細くて、手でグラスの底をこするのは難しかったので、(3)のステップではスプーンを使ってみました。
がんばってこすってみた結果……。
あれれ?
色素がちょっと黒ずんだという変化があったものの、特に落ちた様子はなく……これでは、見た目として悪化してしまっただけのような結果になってしまいました。
女子として、こんなグラスでワインをいただくのは非常にテンションが下がります。
なんとかしなくては!
クエン酸水で漬け置き
重曹によって色素が黒ずんでしまったということは、結果はともかく変化は起きたと考えられそうです。
ならば、重曹と同じく、キッチンまわりのお掃除によく使用されるクエン酸を使って漬け置き洗いしてみます。
(1) グラスに200mlのぬるま湯を投入。
(2) クエン酸大さじ1を入れ、よく混ぜる。
(3) 一晩かけて漬け置きする。
(4) いつも通り食器用洗剤で洗い、マイクロファイバー等の布で拭く。
一晩漬け置きしてみた後の結果は、「少し薄くなったかな?」という程度で、やはり大きな変化はありませんでした……。
なかなか、手強いです。
しつこい人は嫌われましてよ?
キッチンブリーチとジフで漬け置き
周囲に相談したところ、「キッチン用漂白剤ならいけるのでは?」という意見があったので、漂白剤のキッチンブリーチとクレンザーのジフを同時に実験してみました。
ガラス製の物や食器(口をつけるもの)に使用しても良いものかどうかは確認済です。
ちなみに、漂白剤は換気が必要なので、みんなのワイン読者様がお試しになる場合は換気できる環境で使用されるようご注意くださいね。
今回は、キッチンブリーチ担当とジフ担当ということでグラスごとに使用する洗剤を分けて実験してみました。
(1) それぞれの洗剤をグラスに入れる。
(2) キッチンブリーチのラベル裏に「2~3分間放置し水で十分に洗う」と記載されていたのに従い、各グラス3分放置。
(3) よく水ですすぐも変化を感じられなかったため、食器用スポンジで擦り洗いする。
結果、変化なし。
左がキッチンブリーチ、右がジフですが、ともに、変化は感じられません……。
放置する時間が短すぎたのかも!?
そう思い、先ほどと同じ手順で、今度は入れた洗剤類を10分間放置してみます。
再びグラスをスタンバイし、それぞれに洗剤を入れて、10分間待ちます。
↑こちらはキッチンブリーチ。
↑こちらはジフ。
10分経過後、しっかりグラスを水で注ぎ、食器用スポンジで洗ってみます。
結果は、変化なし……でした。
上の部分が少し色が薄くなったかも?と思わなくもないですが、気のせいの可能性が高そう。
これは頑固です……!
オキシクリーンで漬け置き
家のお掃除からお洗濯までいろいろなシーンで活用できると評判の高い、酸素系漂白剤のオキシクリーンも試してみました。
食器の漬け置き洗いにもGOOD!とのことで、粉末タイプのものを使って漬け置き洗いにチャレンジです。
(1) 40~60℃のお湯にオキシクリーンを投入。(目安は、お湯4リットルに対してキャップもしくはスプーン1杯分)
(2) オキシクリーンをよく混ぜて溶かし、グラスを20~30分ほど漬け置きする。
(3) いつも通り食器用洗剤で洗い、マイクロファイバー等の布で拭く。
オキシクリーンは温度が高い状態で効果を発揮するとのことなので、温度の調整にも注意して実験しました。
最近、「オキシ漬け」というワードが流行していることもあり、期待大です。
気になる結果は……
変化なし、でした。
オキシ漬け前の状態と比較しても、大きな変化はないように思います……。
この頑固さは予想以上です。
ワイングラスの色素沈着 除去実験まとめ
ここまで、重曹、クエン酸、洗剤2種、オキシクリーンと5タイプの色素除去を実験してみましたが、完全除去できるものと出会うことはできませんでした。
今のところの結論としては、
「なんでこんなになるまで放っておいたんだ!」
ということでしょうか。
とはいえ、一番最初の状態からすると、色素はかなり薄くなってきているようにも思えます。
こんなに沈着する前に、こまめに対策しておくのがベストなのは間違いありません。
葡萄院蛇子、女子としてお恥ずかしい限りでございます。
その他のアイテムも試してみたいと思いますので、実験しましたら改めてレポートします!
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