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約22億円-ロビン・ウィリアムズが所有したワイン農園売却
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2016年1月31日にForbesが報じたところによると、2014年8月に逝去した俳優ロビン・ウィリアムズ氏が所有していたナパ・バレーの不動産が、1810万ドル(約21億5,000万円)で売却された。
購入者の代理人となった不動産会社パシフィック・ユニオンのウィリアム・デンスバーガー氏が、売買契約が成立したことを公表した。
売却された「ナパ・バレー・ランチ」は、カリフォルニア州北部、ワインカントリーを見下ろすマヤカマス山脈の懐に位置する650エーカーの広大な農園。
最初に売りに出されたのは2012年で、当時の売値は3,500万ドル(約41億5,000万円)だったが、その後価格が引き下げられ、現在に至った。
購入したのはボルドーのワイナリー「シャトー・ポンテ・カネ」のオーナー、アルフレッド・テセロン夫妻。
ウィリアム・デンスバーガー氏は今回の発表に際し、
「私たちは、夫妻の代理人として、世界に通用するワインを生産するのに適した葡萄園を併せ持つ物件を探していました。ウィリアムズ氏が所有していたこの物件が、妥当な値段になり、これを逃すことはないと考えました」
と語った。
テセロン夫妻は、農園が擁する18.4エーカーの葡萄畑から収穫した果実でワインを造る計画とのこと。
葡萄畑にはカベルネ・ソーヴィ二ヨン、カベルネ・フラン、メルロー、プチ・ヴェルドーといった品種が植えられており、これまではロバート・クレイグ・ワイナリーがこの畑の葡萄から最高級品質のワインを醸造していた。
なお、ウィリアムズ氏の邸宅に関しては、そこでワインのテイスティングルームを開業するのか、あるいはテセロン夫妻がそのまま使用するのかは、まだ決定していないという。
2016/01/31 Forbesより引用
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フランスのワイナリー経営者が、ウィリアムズ氏が所有していた農園のオーナーになるというニュースです。
もともとロバート・クレイグ・ワイナリーが高級ワインを醸造していたそうですが、シャトー・ポンテ・カネにオーナーチェンジしてからはどう変化するのか、興味深いところですね。
シャトー・ポンテ・カネも、ポイヤック地区の格付けシャトーとして名高い生産者。
ビオディナミでワイン造りを行っていることでも有名で、ナパ・バレーでも同様にビオディナミでのワイン造りを手がけるのでしょうか。
しかしロバート・クレイグ・ワイナリーもシャトー・ポンテ・カネも、リリースしているのは基本的に高級ワインですよね……なかなか手が出なそうだなあ……。