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福島の復興につなげる葡萄栽培-高品質ワインで風評払拭
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一般社団法人日本葡萄酒革進協会(東京都・千代田区)は、2016年3月から、富岡町下千里など3市町村でワイン醸造用の葡萄生産農家と醸造技術者の育成に乗り出す。
東日本大震災と原発事故で被災した浜通りに新たな産業を根付かせ、復興につなげるのが目的。
2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて福島県産ワインを出荷する計画で、2016年春は3市町村に計2,000本の苗を植える。
品種はシャルドネ、メルローを中心に、6品種を予定している。
3月と4月に、葡萄の苗を川内村大平地区に1,500本、富岡町の下千里、小浜の両地区に計300本、伊達市梁川町二野袋地区に200本を植える計画。
植栽地の選定は、葡萄栽培に強い意欲を持った地元農家がいる地域で、葡萄栽培に必要な日照を確保できる農地という条件で行われた。
ワインの醸造に向け、2017年以降もさらに栽培面積を拡大し、同時に醸造所の設置も検討を進める。
同協会のほかに、葡萄の栽培からワインの生産、販売まで手掛ける中央葡萄酒(山梨県甲州市)、福島大、山梨大が取り組みを支援する。
同協会の北村秀哉理事は「ワインは嗜好性が高く、品質の良いワインで風評を払拭できるのではないか。復興の旗印として浜通りのワイン出荷を目指したい」と語った。
2016/2/24 福島民友より引用。
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福島県は桃やネクタリンなど、果物の名産も多いですよね。
2016年に苗を植樹して2020年にワイン出荷というのは素人が聞くとなかなかの急ピッチに感じてしまいますが、リリースを楽しみに待ちたいと思います。
そういえば2016年は「三菱商事、福島にてワイン醸造所を建設-復興支援の一環として」でも取り上げた福島県産ワインがリリースされる年でもありましたね!
楽しみです!