ワインNEWS
『神の雫』原作の樹林伸氏・樹林ゆう子氏が「2016年アジアン・ワイン・パーソナリティ」賞を受賞
[公開日]
[最終更新日]
素晴らしいワインの世界をアジアに紹介した2人の有名漫画原作者、樹林伸氏と樹林ゆう子氏が、「2016年アジアン・ワイン・パーソナリティ」賞受賞の栄誉に輝きました。
ザ・ドリンクス・ビジネス誌(the drinks business)とヴィネクスポ(Vinexpo)が認定する「アジアン・ワイン・パーソナリティ」賞は、今回で3回目。
ワインの国際市場をリードするキー・パーソンが審査を行い、葡萄の栽培から醸造、販売、マーケティングまで、アジア圏でのワインの販売促進において傑出した成果を表彰するものです。
2016年5月25日、ヴィネクスポ・香港にて、ザ・ドリンクス・ビジネス誌とヴィネクスポの共同主催のもと、同誌編集長であるパトリック・シュミットMWと、ヴィネクスポCEOのギヨーム・ドゥグリーズ氏から、樹林伸氏と樹林ゆう子氏へ「2016年アジアン・ワイン・パーソナリティ」賞(Asian Wine Personality 2016)が授与されました。
樹林伸氏と樹林ゆう子氏は、2004年11月に姉弟ユニット「亜樹直」のペンネームで週刊誌連載「神の雫」をスタートしました。
同作品は主人公である神咲雫が、世界的なワイン評論家であった父が遺した希少なワインコレクションの所有権を巡り、天才ワイン評論家・遠峯一青とテイスティング勝負を繰り広げるストーリー。
2014年7月、単行本の最終巻(44巻)<完> (モーニング KC)が刊行されました。
さらに「神の雫」は英語、フランス語に加えアジア各国の言語にも翻訳され、日本、韓国、香港、中国、台湾、インドネシアなど各国で多くの読者を獲得しています。
また、テレビドラマにもなり、日本だけでなく世界中の若者のワインへの興味に火をつけた作品でもあります。
レストランで「神の雫」を使ってワインをオーダーする人が現れたり、熱烈なファンが神咲雫の冒険を辿り、ストーリーの中で登場する「シャトー・パルメ2000」、「シャトー・ラフルール1992」、「マルク・コラン モンラッシェ2000」等のボトルの需要が増加するという現象を引き起こしました。
過去の「アジアン・ワイン・パーソナリティ」賞は、2014年はジ・アジアン・グラン・メートル・オブ・ザ・コマンドリー・ド・ボルドーのヴィンセント・チュン氏、2012年にはグレース・ヴィンヤードのジュディ・チャン氏がそれぞれヴィネクスポ・香港にて同賞を授与されています。
2016/05/26 ヴィネクスポ・香港 事務局 プレスリリースより引用。
[関連記事]
~『神の雫』でワインを学ぶ~
【調べてみた】ワインの最難関資格「マスター・オブ・ワイン」
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
国内だけでなく海外でも人気の漫画ですし、私のような永遠のワイン初心者にはとても勉強になるガイドブックとして欠かせない存在です。
リカーショップなどで『「神の雫」にも登場したワイン!』といった紹介文をよく見かけるほど、日本のワイン業界内で浸透している作品ですよね。
現在、続編となる「マリアージュ ~神の雫 最終章~」も連載中。
神咲雫と遠峯一青のワインをめぐる戦いからますます目を離せませんね!
そしてザ・ドリンクス・ビジネス誌編集長のパトリック・シュミット氏にMWの敬称があって「おお、マスター・オブ・ワイン!」とちょっと感動しました。