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“視覚芸術の魔術師”と”最古のシャンパーニュメゾン”のコラボ作品が『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019』にて日本初公開
[公開日]
“視覚芸術の魔術師”ヴィック・ムニーズと”最古のシャンパーニュメゾン”ルイナールのコラボ作品が『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019』にて日本初公開
“最古のシャンパーニュメゾン”ルイナールと”視覚芸術の魔術師”Vik Muniz(ヴィック・ムニーズ)がコラボレーション作品が日本で公開されます!
京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」にて、2019年4月13日(土)~5月12日(日)の期間中の公開です。
自然界の素材を華麗なる作品へと変貌させる視覚芸術の魔術師 ヴィジュアルアーティスト、ヴィック・ムニーズが描くルイナールの世界観を堪能してみてはいかがでしょうか。
ヴィック・ムニーズとルイナールが奏でるアート『RUINART–SHARED ROOTS–VIK MUNIZ』
290年の歴史を育んできた世界最古のシャンパーニュ・メゾン ルイナールは、新進気鋭のアーティストに一定期間滞在して作品を制作する「アーティスト・イン・レジデンス」を度々実施しています。
2019年度はブラジル出身の現代アーティストVik Muniz(ヴィック・ムニーズ)氏を、メゾンの本拠地であるランスへ招待。
ランス山沿い、ヨーロッパ最北に位置するルイナールの葡萄畑、シルリーを訪れたムニーズ氏は、ルイナールの最高醸造責任者 フレデリック・パナイオティス氏からシャンパーニュ地方の気候の厳しさを説明され大変驚き、「この逆境があるからこそ、葡萄自らが超越して、まるで生存への反射行為であるかのように、シャルドネとピノ・ノワールは最高の果実をもたらしてくれる」とコメントしたそうです。
その後、長期に及ぶルイナールの製造工程についても深く学んだムニーズ氏は、フレデリック・パナイオティス氏が体現する”人と自然の結びつき”を知覚し、「流れ」という概念から着想を得て、黒く染めた木片や木炭を使用して葡萄の株を表現した「FLOW DIPTYCH」などの一連の作品群「RUINART–SHARED ROOTS–VIK MUNIZ」を完成させました。
2019年3月13日にランスで、翌14日にはパリで初お披露目会が開催された「RUINART–SHARED ROOTS–VIK MUNIZ」。
メゾン・ランスで行われたセラー内のオープニングの様子 / 作品を創作する中で語り合う、ヴィック氏とフレデリック氏
日本では、『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019』を舞台に初公開となります。
2013年から続く『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019』は、国内外の貴重な写真作品やコレクションを京都ならではの趣ある歴史的建造物やモダン建築内に展示するアートイベント。
2019年4月13日(土)~5月12日(日)の期間中、京都のASPHODEL(アスフォデル)にて展示されます。
『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019』「RUINART-SHARED ROOTS-VIK MUNIZ」展示会場
[住所]
京都市東山区八坂新地末吉町99-10
[期間]
2019年4月13日(土)~5月12日(日)
[アーティスト]
Vik Muniz (ヴィック・ムニーズ)
作品詳細
<FLOW VINE 1 & 2>
2ピースの独立したふたつの作品は、葡萄の幹を再解釈した黒い木材と炭で制作。
極めて精密なプロセスを経て、鉱物と有機物とを混合して創作された。
左Flow Vine 1 © Vik Muniz x Ruinart, 2019 右Flow Vine 2 © Vik Muniz x Ruinart, 2019
<FLOW HANDS>
醸造最高責任者 フレデリック・パナイオティス氏の手(FLOW HANDS = 手)を表現。
葡萄の幹を持つ手に浮き上がる血管の膨らみ、その緊張感が木の節と混合することで人と自然の境を定義する難しさを表現。
黒い木材と炭を複製したヴィック・ムニーズ本人による撮影。
Flow Hands © Vik Muniz x Ruinart, 2019
RUINART–SHARED ROOTS–VIK MUNIZ メイキングの様子
<FLOW DIPTYCH>
黒い木材と炭で創られたディプティクを形作る個々2つからなる作品。
ランスのシレリーに育まれる葡萄を表現。
Flow Diptych © Vik Muniz x Ruinart, 2019
<FLOW POLYPTYCH>
6つの葡萄の幹を創造の源と見立て、自然が創出するパワーへの敬意、称賛を表現。
Flow Polyptych © Vik Muniz x Ruinart, 2019
Vik Muniz(ヴィック・ムニーズ)
1961年、ブラジル、サンパウロに生まれる。
14歳から奨学金で夜間学校に通いながら芸術を学び、数々の名画とアカデミックな彫刻を見出す。
広告代理店でイメージの力とその取り扱いに興味を示しわずかの間勤務するものの、1984年にシカゴ、そしてニューヨークなどで活動の幅を広げる。
当時のムニーズ氏は彫刻を中心とした制作活動を行い、1989年にニューヨークのStux Galleryで開催した初の展覧会が、世界的な活動のスタートとなる。
ムニーズの作品には、社会的な側面と同様に政治的な重要性があり、その一つとなる2008年「Pictures of Garbage」では、リオデジャネイロにある世界最大のごみ処理場で3年掛けて創作活動に勤しみ、リサイクル可能な素材を求めて廃材を漁る「カタドール(回収屋)」と共に、ジャック=ルイ・ダヴィドの「マラーの死」など数々の名画を再現。
無数の廃棄物で作られた作品はサザビーズのオークションにかけられ、カタドールのコミュニティーに総額25万ドル(およそ2700万円)の値が付けられた。
その様子を描いたドキュメンタリー映画『ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡』は数々の賞を受賞。
様々なラグジュアリーブランドとのコラボレーションを通して、ヴィック・ムニーズは社会福祉プロジェクトに取り組むための資金を集め、リオデジャネイロのスラム街で暮らす若者のためにオーディオビジュアル技術を教える学校を開校。
そこには、自らの飛躍のきっかけを与えてくれた14歳の奨学金のように好機を分かち合いたいと、彼の想いが込められている。
ルイナール
1729年、世界で最初のシャンパーニュ・メゾンとして誕生したルイナール。
コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質の葡萄を巧みに選定し、「清らかさ」「フィネス」「エレガンス」を追求し、その繊細でフレッシュかつ丸みのある豊かな味わいを引き出す高い技術を有するエキスパートであることから、「シャルドネ・ハウス」とも呼ばれています。
熟成には、ガリアローマ時代の白亜質の石切り場跡「クレイエル」を使用。
「クレイエル」はユネスコの世界遺産にも登録された、歴史的建造物でもあります。
シャンパーニュの熟成に理想的な一定の温度と適度な湿度を保つ環境で、繊細かつ清らか、エレガントなルイナールスタイル「シャルドネの芸術」を完成します。
2019/03/18 MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 プレスリリースより引用。
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