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初心者でも3分でわかる!ワイン用語集

デキャンタ―ジュ

[公開日] 2020年06月15日
[最終更新日] 2020年06月17日

「デキャンタ」という器にワインを移し替えること

デキャンタ―ジュイメージ

デキャンタ―ジュとは、ワインをデキャンタという器に移し替えることを指す言葉です。

移し替える目的は、大きく分けて3つあります。
一つ目は、ワインの中に浮遊する澱を除くこと。
二つ目は、味わいをまろやかにすること。
三つ目は、香りを開かせること。

二つ目と三つ目は、ワインを空気に触れさせることで本来のポテンシャルを引き出すことを目的としています。

デキャンタージュを行うにあたり、ワインの状態を確認する必要がありますが、中にはスパークリングワインのように基本的にはデキャンタージュが不要なものもあります。

デキャンタージュをすればどんなワインも美味しくなるという訳ではありませんので、注意が必要です。

【初心者でもすぐわかる】澱をとったり、ワインを開かせたりするための移し替え

購入してきたワインを飲んでみたら、香りが弱く味わいが尖って感じた……という経験はないでしょうか。
もともとそういうワインであるケースも考えられますが、中には熟成が足りずに本来のポテンシャルが引き出されていない、”閉じた”状態になっている場合もあります。

この”閉じた””硬い”と表現される状態のワインの場合、ワインと空気の接触面を増やして酸化を促すことで、一気に香りや味わいを開かせることが可能になります。
平べったい形状をしているデキャンタが多いのは、酸化させやすくするためです。


Bormioli Rocco(ボルミオリ・ロッコ) プレミアム デキャンター 1.70450 (01978) RBR4101

また、瓶詰後に熟成期間を設けているタイプの赤ワインの場合、熟成中に酵母が澱に変化してボトルの中に沈殿することがしばしばあります。
澱は有害な物質ではありませんが、飲み心地を損なうため、できればグラスには入らないようにしたいもの。
ボトルを何度も傾けると、澱がワインの中に舞いやすくなるので、まずはボトルからデキャンタに澱が入らないよう移し替えておくといった手段が用いられています。

そのほかにも、飲み頃温度が16~18℃といったワインの場合、ワインセラーから出したてではまだ温度が低いため、提供温度を上げるためにデキャンタに移し替えることもあります。

逆に、デキャンタしない方が良いワインもあります。
スパークリングワインや、冷やした状態で楽しむ方が良い白ワインなどです。
特にシャンパンなど瓶内二次発酵のスパークリングワインは、大きな特長であるきめ細かな泡がデキャンタージュによって損なわれる恐れがあり、ワインのポテンシャルを引き出すどころか長所を消し去ってしまうことにもなりかねません。
また、繊細な香りを特長としているタイプの白ワインも、デキャンタージュにより香りが飛んでしまうといったおそれがあります。
ごくまれに、白ワインでデキャンタージュを行うケースもありますが、非常に例外的なケースだと思って良いでしょう。

デキャンタージュの方法も、目的によって少々異なります。

澱を取り除きたい場合は、まずはボトルを立てた状態で保管し、淀を沈殿させます(一週間ほど置いておくのが理想です)。
デキャンタージュする際は、ボトルの下からライトを当ててワイン内の澱を確認しながら、ボトルに角度をつけすぎないよう注意し、デキャンタにゆっくりとワインを移していきます。

ワインを開かせたい場合は、ワインを少し勢いのある状態でデキャンタの内側に沿うよう流しこみます。
ワインがデキャンタ内の壁に沿って広がることで、空気に触れる面積が増え、酸化が進みやすくなります。
人気漫画「神の雫」で主人公が見せた神業デキャンタージュは非常に理にかなっていますが、素人がいきなりやってもまず成功しませんのでご注意ください。
どうしてもやりたい方は、水で練習を積んだ方が良いでしょう。
(みんなのワイン編集部も一度チャレンジしてワインをすこぶる無駄にしてしまいました)

なお、デキャンタにはいろいろなタイプがありますが、近年は特に、従来のデキャンタ以外にワインを開かせるためのアイテムが出てきています。
ワインを空気に触れさせるために、ボトルの口に取り付けて効率的にワインに空気を含ませるアイテムや、ガラスではなく金属に微細な加工を施して造られたデキャンタ、またボトルに超音波による振動を加えることで酸化を促進する機器など、様々です。

▼ ボトルの口に取り付けるタイプ

快速 ワイン エアレーション デキャンティングポアラー ポアラー

▼ ステンレス製デキャンタ

BIRDY. ステンレス デキャンタ DC700

自動車部品メーカーが生み出した画期的な時短デキャンタ「Birdyデキャンタ」!
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時短デキャンタ「Birdyデキャンタ」を体験してきました
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▼ ボトルごとデキャンタージュできる製品

Sonic Decanter (ブラック)

ガラス製のデキャンタは扱いが難しいと感じる方や、保管場所がないとお悩みの方は、そうしたアイテムで解決してみるというのもオススメです。

記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。

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この記事を書いたメンバー

葡萄院駄目代

ワインを飲むと大変なことになるので避けて生きてきたが、最近ワイン下戸を克服中。 たまに「やっぱダメだった」と泣きながらトイレにこもる羽目に陥っている。 好きなワインのタイプ 濃いめ・どっしり系の赤ワイン。 キャンティのような飲みごたえがありつつも重すぎないタイプも好き。 白ならドイツワイン系。 スパークリングワインなら、爽やかな甘味のあるタイプが好き。

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