初心者でも3分でわかる!ワイン用語集
セカンドラベル
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有名なワインメーカーの二番手(セカンド)ワイン
セカンドラベルとは、そのワイナリーが造るワインの中で、二番目のランクに位置するワインのこと。
ワイナリー内最高品質のワインには及ばないものの、高い品質を持ちワイナリーの個性を表現したワインとなっていることが多く、また価格面でリーズナブルになっていることから、人気ワイナリーのセカンドラベルを愛飲するワイン愛好家も珍しくありません。
【初心者でもすぐわかる】ワイナリー内で準グランプリの位置づけになるワイン
ワインショップなどで「こちらはボルドー格付二級シャトーのセカンドラベルで、コスパがとっても良いですよ」といったオススメの言葉に触れたことはありませんか?
「セカンドラベル」と呼ばれるワインは、そのワイナリーのラインナップの中での二番手ということで、いわばコンテストの準グランプリに輝く存在です。
ボルドーのシャトー(ワイナリー)では、グランプリ的なポジションの最高級ワインにシャトー名を冠し、ファーストラベルやファーストワインと呼びます。
「セカンドラベル」という呼び方は、もともと、フランスの伝統的ワイン銘醸地ボルドーの有名シャトーの二番手ワインを指したものですが、現在では地域に関係なく広く使用されている呼称です。
セカンドという言葉から、”二流レベルの低品質ワイン”と誤解されているケースもありますが、それは大きな間違い。
シャトー名を冠したワインには品質が及ばないものの、準グランプリなだけはあり、十分に高い品質を誇ることがほとんど。
ワイン造りのスタイルや個性も、しっかり表現されています。
しかも、価格はファーストラベルよりも安価。
人気の造り手では、ファーストラベルは価格が非常に高いというだけでなくそもそも品薄で手に入りにくいことが多いですが、セカンドラベルであれば、比較的安価かつ購入しやすいというメリットがあります。
また、ファーストラベルは、長期熟成型で飲み頃時期の見極めが難しいものも多い一方、セカンドラベルは比較的早めに飲み頃時期を迎えるため、よりカジュアルに楽しめるというのも魅力になっています。
有名なセカンドラベルでは、ボルドー格付一級のシャトー・ラトゥールによる「レ・フォール・ド・ラトゥール」、シャトー・ムートン・ロスチャイルドによる「ル・プティ・ムートン・ド・ロートシルト」などがあります。
ル プティ ムートン ド ムートン ロートシルト[2016](赤ワイン)
また、特に人気が高いセカンドラベルとして、「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」の名前もしばしば挙がります。
ファーストラベルの約1/3の価格で実力派シャトーの個性を楽しめると言われており、品質はもちろんのこと、コストパフォーマンスの高さでも非常に高い支持を得ています。
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