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知ってる?ワイン話

“ワイン文化のゆりかご”モルドバから届いた、驚きの美味しさ

[公開日] 2025年06月11日
[最終更新日] 2025年06月12日

“ワイン文化のゆりかご”モルドバから届いた、驚きの美味しさ
左から、JICA 中東・欧州部ウクライナ支援室 田中耕太郎室長、JICA 原昌平理事、モルドバ農業・食品産業大臣 ルドミラ・カトラブッガ氏、農業・食品産業省傘下 農業開発近代化機構 マキシム・ポポフ氏

東ヨーロッパに位置するモルドバ共和国。
日本ではあまりなじみがない方も多いかもしれませんが、実は世界最古級のワイン文化を持つ国なのをご存じでしょうか?

「ワインと言えばモルドバ」を目指して

2025年5月26日、モルドバの農業・食品産業大臣ルドミラ・カトラブッガ氏が来日されました。
国際協力機構(以下、JICA)本部で開催された取材会では、モルドバのワイン文化や日本との関係について語られました。

「ワインと言えばモルドバ、と言ってもらえるような国を目指しています」と語る同大臣の言葉からは、ワインが単なる嗜好品ではなく、“生活の一部”“人と人をつなぐ文化”として根づいていることが伝わってきました。

働き者は、ワインも作る──家庭に息づくワイン文化

モルドバでは各家庭でワインを造る習慣が古くから受け継がれており、現代も食卓には自家製ワインが並ぶことも珍しくありません。
「働き者は、ワインも作る」というモルドバでの古くからの言い伝えは、今も市民の中で自然に息づいているとのこと。

ワインは誰かにふるまうものであり、共に過ごす時間を育むものでもあります。
だからこそ、モルドバではワインが家族や地域のつながりに深く関わっているのです。

10人に1人が関わる、ワインが根づいたモルドバの暮らし

“ワイン文化のゆりかご”モルドバから届いた、驚きの美味しさ
モルドバの風土がワイン造りにも適していることを解説される、モルドバ農業・食品産業省傘下 農業開発近代化機構 マキシム・ポポフ氏

モルドバでは、国民のおよそ1割が何らかの形でワイン産業に関わっていると言われています。
まさに「国を挙げてのワイン文化」。
その背景には、肥沃な黒土「チェルノーゼム」や豊かな日照量など、自然環境の恩恵があります。

また、チェルノーゼムに適応した土着品種が豊富なことも特徴で、国際品種にはない個性と味わいを生み出しています。
そうした魅力を、モルドバでは国内外に向けて丁寧に発信し続けているのです。

消費者のニーズを大切にする、モルドバにおけるワイン事情

世界的な健康志向・多様性への対応も進んでおり、モルドバでもビオワインやノンアルコールワインなど、新しいスタイルのワインに挑戦する生産者が増えています。

消費者のニーズに寄り添う姿勢も印象的で、世界的にも人気なロゼやスパークリングワインは、モルドバにおいてもトレンドとのこと。
実際、モルドバのスパークリングワインはシャンパンにも引けを取らない品質とされ、生産者たちの誇りが詰まっています。

初めてでも楽しめる!印象的だった5本のワインたち

取材でテイスティングさせていただいたモルドバワインをご紹介します!
いずれも、しっかりとした個性と高い品質が感じられて、思わず「もう一杯」と言いたくなる、そんな魅力を持ったワインたちでした。

“ワイン文化のゆりかご”モルドバから届いた、驚きの美味しさ

メティエ・ゼロ・スパークリング・ブリュット・ナチュール

カベルネ・ソーヴィニヨン100%とは思えないほど繊細でエレガントな泡。
爽やかな果実香とほんのりトーストのニュアンスがあり、「これが赤ワイン用の葡萄だけで?」と思わず驚いてしまいます。
パーティーやギフトにもおすすめしたい、話題性もある1本。

メティエ・ゼロ・スパークリング・ブリュット・ナチュール
メティエ・ゼロ・スパークリング・ブリュット・ナチュール

ヴィオリカ・ピノ・グリージョ・2023

フローラルで華やかな香りが魅力的な白。
アカシアのような甘く上品な香りがふわっと立ち上がり、しっかりとした酸味でキレもある、食事に合わせやすいタイプです。

ヴィオリカ・ピノ・グリージョ・2023
ヴィオリカ・ピノ・グリージョ・2023

ソル・ネグル・ソーヴィニヨン・ブラン・2023

柑橘類の果実香が爽やかで、滑らかな飲み口が魅力。
シトラスフルーツやパッションフルーツを連想する果実味、しっかりとした酸味のドライな味わいの辛口白ワインです。

ヴィオリカ・ピノ・グリージョ・2023
ヴィオリカ・ピノ・グリージョ・2023

ララ・ネアグラ・2021

“ちょっと変わった赤”を求める人にオススメな1本。
ベリーやチョコのニュアンスに加え、少しワイルドでハーブ感もあり、複雑で個性的な香りがクセになります。
飲みごたえとリッチさのバランスも秀逸。

ララ・ネアグラ・2021
ララ・ネアグラ・2021

フェテアスカ・ネアグラ・2020

黒系果実のしっとりとした香りに、エレガントな渋みとやわらかな口当たり。
余韻も心地よく続き、食事とじっくり向き合いたいときにぴったりな赤ワインです。

フェテアスカ・ネアグラ・2020
フェテアスカ・ネアグラ・2020

“ワイン文化のゆりかご”モルドバから届いた、驚きの美味しさ
モルドバワインをご紹介くださる、Wine of Moldova Japan 代表理事の遠藤エレナ氏

モルドバと日本、ワインでつながる未来

JICAではモルドバの農業支援を長年続けており、2024年にはワイン協会日本支部(Wine of Moldova Japan)が設立されるなど、両国の関係は着実に深まっています。

「人と人が協力するには、一緒のテーブルでただ話をするより、“何かを一緒にやる”ことが大事」と語るカトラブッガ大臣。
その“何か”として、ワインはとても自然なツールになるのかもしれません。

「知らなかった」から「飲んでみたい」へ

日本ではまだ知名度が高いとは言えないモルドバワインですが、その品質の高さ、個性、そして文化的な奥深さは、ワイン初心者にも十分に響く魅力を持っています。
イオンリカーなどでもモルドバワインの取り扱いがあり、実は意外と身近な存在だということに気づかされます。

スーパーやワインショップで「モルドバ」のラベルを見かけたら、ぜひ一度、手に取ってみてください。
きっと「知らない国のワイン」から、「誰かに話したくなるワイン」へと印象が変わるはずです。

主催:JICA(国際協力機構)
日時:2025年5月26日
会場:JICA麹町本部
出席者:モルドバ農業・食品産業大臣、JICA原理事 ほか

N/A
オーレリアス カベルネソーヴィニヨン

記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。

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葡萄院駄目代

ワインを飲むと大変なことになるので避けて生きてきたが、最近ワイン下戸を克服中。 たまに「やっぱダメだった」と泣きながらトイレにこもる羽目に陥っている。 好きなワインのタイプ ミディアムボディ、スッキリ系の赤ワイン。 イタリアのキャンティのような、飲みごたえがありつつも重すぎないタイプも好き。 白ならドイツワイン系。 スパークリングワインなら、爽やかな甘味のあるタイプが好き。

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