初心者でも3分でわかる!ワイン用語集
ニューワールド
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ワイン生産国の中ではワイン生産の歴史が短い国々
ワインの生産地には、「ニューワールド」と呼ばれる国々があります。
フランスなどヨーロッパ各国に比較して、ワイン生産の歴史が短い国々が、ワインにとって新たな世界、ニューワールドと呼ばれています。
代表的なニューワールドのワイン生産国には、アメリカ、カナダ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インド、中国などが挙げられます。
日本も、近年注目を集めているニューワールドのひとつです。
一方、ワイン生産の歴史が長い国である欧州各国はオールドワールドと呼ばれています。
【初心者でもすぐわかる】ワイン生産国のニューカマー
ニューワールドと呼ばれる国々が生産するワインはニューワールドワインとも呼ばれ、比較的安価なデイリーワインが多いという傾向があります。
フランスやイタリアなど、オールドワールドと呼ばれる古くからのワイン銘醸国と比較して、ワイン造りの歴史こそ短いものの、オールドワールドが培った技術が活用されることで、その土地ならではの味わいを引き出した高品質なワインが増え続けています。
オールドワールドの高級ワインと比較しても遜色のないプレミアムワインも次々に登場しており、コストパフォーマンスの良さもあって、ワイン愛好者から高い支持を得ている銘柄も増加しています。
ニューワールドワインの特徴のひとつに、使用している葡萄品種が明記されていることが多いという点があります。
フランスワインなどは裏ラベルにもセパージュ(使用品種の情報)が表記されていないことが多い一方で、ニューワールドワインでは、エチケット(表ラベル)にはっきりと使用品種が書かれていたり、ワイン名に品種名が含まれています。
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種、アルゼンチンのマルベック種、日本の甲州種など、代表的な葡萄品種がある国も存在します。
葡萄品種とワインの味わいの関連性を大まかに把握するのに役立ちますので、ニューワールドワインは、ワイン初心者がワインを知る一歩にオススメと言えます。
また、日本ワインも、ニューワールドワインに含まれます。
近年まで、ワイン生産の面ではあまり注目されていなかった日本ですが、日本固有品種である甲州種のワインが世界のワインコンクールでも高い評価を受けるなど、ニューワールドの一国として認識されるようになりました。
気軽に楽しめる、コストパフォーマンスの高いワインが多いニューワールド。
ワインは敷居が高いと感じている方にこそ、まずはニューワールドのデイリーワインで、カジュアルにワインに触れてみていただきたいと思います。
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