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【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第9回 まとめ編)
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ワインのシミ抜き実験連載第9回 まとめ編
こんにちは、葡萄院駄目代です。
いよいよ今回は「【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験」、最後のまとめです!
服にこぼしたワインのシミ抜き実験 目次
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第1回 準備編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第2回 ウタマロ石鹸編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第3回 部屋干しトップ 除菌EX編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第4回 ワイドハイターEXパワー編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第5回 シミぬき専科編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第6回 シミとりレスキュー編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第7回 ステインペン編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第8回 セスキ炭酸ソーダ配合おそうじシート編)
【やってみた】服にこぼしたワインのシミ抜き実験(第9回 まとめ編)(このページ)
ワインのシミ抜き実験の所感
実験前は、シミ抜きの大前提として「すぐに水で洗う」もしくは「濡らした布で押し拭きする」という応急処置が必須かと思っておりましたので、何も処置せずに一晩放置したシミはあんまりシミが落ちないんじゃないかと予想しておりました。
しかし、実際にやってみた感想としては、「もし一晩ワインのシミを放置することになっちゃった場合でも、お湯にまずは漬けてみるのがいいかも」という感じです。
お湯につけてみるだけでもかなりシミが薄くなる感じでした。
また、普通の洗濯用粉洗剤をしっかりとシミになじませて洗うだけでもかなり綺麗に落ちたのにはびっくりです。
最低限の装備だけでも対応できるんだなぁ……。
一方、シミ抜き剤はお湯いらずの手軽さが素晴らしいです!
お湯を沸かす → 洗面台もしくは洗面器にお湯をためて洗濯物を浸す → 洗剤(漂白剤)をシミに重点的になじませて洗う、と文章で書くとそんなに面倒そうでもないですが、実際やってみると割と面倒。
いや、面倒っていうか暑い。
3枚を洗った駄目代は毎回汗だくになりました。
その点、シミ抜き剤ならもうちょっと楽。
駄目代はテレビ見ながらやってました(何しろ合計9箇所を一気にシミ抜き作業したもので)。
ただし、シミが広範囲だとシミ抜き剤では不経済&手が疲れる&落としきれない場所も出てくる、というデメリットも。
シミ抜き剤は、シミの範囲が狭い場合に使うのがメリットが大きいように思います。
まとめますと、
「狭い範囲のワインのシミを手早く落としたいなら、シミ抜き剤で大まかに落としてから洗濯する」
「広範囲のワインのシミを落としたいなら、お湯&洗濯用洗剤でしっかり洗ってから洗濯する」
という感じでしょうか。
今回の実験で使用した洗濯用洗剤とシミ抜き剤では、何を使ってもかなり綺麗に落ちましたが、最後に通常の洗濯をしておいた方が確実に綺麗になるように思います。
これで、ワインのシミはもう怖くない!
……かもしれない。
世の中、もっと手ごわいワインのシミもあるかもしれません……ミアーニとか、手ごわそう……。
▼ 参考記事
ちなみに、今回の実験は、あくまでも化繊や綿の生地におけるシミ抜き実験です。
ウールや絹などは、今回の実験はあてはまりませんのでご注意を!
(ウールや絹は高い温度のお湯だと縮んでしまいますし、洗濯用洗剤や漂白剤もアルカリ性のものはNGなのです)
ウールや絹などのタンパク質系の生地でのワインのシミ落としは、また別の機会に実験してみたいと思います!
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